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ファンシーを求めて(2)ディプロカウルス Diplocaurus

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ファンシー古生物復元をしています。
まず最初のファンシー復元モチーフは、化石自体が既にファンシーな形だった稀有な存在ディプロカウルス!どんな子?どうしてグッズを作ったの?かを、さらっと説明したいと思います。

最初に作ったファンシー復元グッズ「ファンシーディプロカウルスのマチ付きポーチ」

ディプロカウルスとは?
ディプロカウルス Diplocaurusとは、今のアメリカやモロッコの地層から発掘される古生物です。
図鑑に載っている情報だとこんな感じ
ディプロカウルス〈二つの突起〉
本来は小さい頭の2つの骨が、成長によって長くのび、ブーメランのような形になりました。泳ぐときにつばさのように使ったのかも知れません。
分類:両生類ネクトリド目
体の大きさ:全長1m
生息年代:ペルム期前期
化石産地:アメリカ
生息環境:淡水
食べ物、食性:肉食
(小学館の図鑑NEO「大むかしの生物」第14刷)
私の手元には恐竜の図鑑が多く(古生物の図鑑って恐竜ばかりですもんね)、両生類や爬虫類、哺乳類などの古生物の図鑑はこの一冊しか持っていません。他に私の持っている古生物本(読み物としての書籍)に載っているディプロカウルスの情報も頭の形と生息環境の説明のみです。

私とディプロカウルスの出会い
科博(東京国立科学博物館)の日本館一階で企画展示を見ていた際に、初めて見たのが最初で最後(今の所)の出会いです。生命の歴史を絵本と共に紹介する企画展「絵本でめぐる生命の旅」の会場に展示されていました。科博に収蔵されている化石でも常設展されていないものだったので、会期中この展示に何度も足を運んでしまいました。

顔が可愛い
科博の企画展のリンクを見ていただけるとおわかりいただけると思うのですが、ディプロカウルスの頭骨化石はとても可愛いんです。普通の頭骨って目鼻口以外に沢山穴が開いていて、どこが顔のパーツが入る場所か素人にはちょっとわからない作りじゃないですか?
でも、ディプロカウルスの頭骨化石は、目の穴がまん丸でそれしか開いてないんです。もうすでにファンシーなキャラクターの形そのまんま!びっくり!骨が可愛いんです。展示会場で驚いて膝から崩れ落ち、崩れながらスマホで撮りまくりましたが、ガラス面の反射で可愛く撮れなかったので、こちらに私の激写した頭骨化石の写真を掲載できませんでした。可愛いので「ディプロカウルス 化石」などで検索してみてください。復元画は化石ほど可愛くないので「化石」と付けるのをお忘れなく。

可愛さのショックから創作へ
古生物の復元グッズが欲しいなぁと日頃考えていたのですが、2019年当時まだそんなに化石情報を頭に入れられていなかったので、自分ではリアルな復元を作るだけで手一杯でした。ファンシーなデフォルメをする為にリアルな恐竜の復元物が溜まってくる日々、欲しいものとちょっと違うものが出来ちゃう期間だったので、焦っていました。そこに降って湧いたファンシーな頭の骨を持つ古生物ディプロカウルス、リアル復元を挟む余地なくファンシー復元を始められる頭骨の形状!一気に描き始めパターンを作りエコバッグやポーチなどイベントに出品してしまいました。

エコバッグ
マルチクロス

コロナ禍での出展で作った説明ペーパー
ちょうど感染症が広がり始めた頃と、このファンシーディプロカウルスのグッズができたタイミングが近く、参加したい科学系イベントがオンライン開催になってしまったので、この古生物の可愛い推しポイントを直接対面で来場者に伝えることができなくなってしまい。こんなものを作りました。

説明ペーパー(No.1はトリケラトプス

この説明ペーパーは、ディプロカウルスについて知ってる!というお子さんから「頭が挟まって絶滅!残念な生き物」という内容をやたらと言われて、一番残念な生き物である人間がそれを言う?と悲しくなったのもあり、そんな目で生き物を見るのはいかがなもんかしら?まずは化石を見てみてよ?と描いたもんです。本当に可愛いので是非化石を見てください。

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