公開日：2024/02/14 / 最終更新日：2024/02/20

2月イベント参加情報（連れてく作品たちその２）

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新作ディプロカウルスのフェルトマスコット刺繍ブローチ（２点）

古生物のファッションアイテムはとても少ないです。
というと語弊がある気がするのですが説明します。古生物のファッションアイテム、恐竜に関連するものは男児用やロックな雰囲気のものは少し見つけることができますが、女性がなんとなく気軽に持って良さそうなものはほぼ無しです。それが恐竜より以前の時代の両生類だったりすると、ほとんど無い。そういうことで、欲しいものは作るより仕方ない。で、作りました。

今のところ二点できていますが、もう一点作っています。
ディプロカウルスの型紙を作って、フェルトを縫って、刺繍をしてビーズをつけて裏にブローチピンを縫いとめてブローチにしています。一体ごとに型紙を作り直しているので、パターン代を考えるとちょっと割高になってしまうのですが、一点ものです。

ディプロカウルスって何？

「ディプロカウルス」をみなさんが知っている体で始めてしまいましたが、知らない方も多いと思うので説明します。
ディプロカウルス Diplocaulusとは頭の形に特徴のある、古生物です。もう絶滅してしまっているので、生きている姿は想像（復元）になります。
化石の頭骨の形がブーメランのような三角形で、左右の出っ張りは大人になるに従ってブーメランのように長く伸びます。ディプロカウルスという名前は「二つの突起」という意味で、両サイドの頭の出っ張りから付けられています。
大人の体長は１mほど、両生類（ネクトリド目）なのでカエルやサンショウウオのように水と陸と両方で生活できる生き物でしたが、平たく大きな頭、平たく丸い体に小さい四肢なので、陸上で小さい脚で体を支えていたと考えにくく、ほぼ水の中にいたと考えられています。化石はペルム紀前期のアメリカやモロッコの淡水の地層から見つかっています。食べ物は肉食、骨を見る限り、口が小さくそんなに大きく開かなかった、顎も強くなさそうなので、小さい魚を食べていたと考えられています。
ディプロカウルスの化石は全身の化石を日本の博物館で見ることは難しいかもしれませんが、頭の化石は割と収蔵されている気がします。ブーメランのような形で、目の穴（眼窩）の位置やサイズなど、とても可愛いので見たことが無い方はぜひ、検索してみて下さい。

ディプロカウルスの化石が好き

ディプロカウルスの化石を東京の国立科学博物館の企画展で始めて見た時に、あまりの可愛さにびっくりして雷に打たれたようなショック？があり、その勢いのままファンシーディプロカウルスを作りました。その時からディプロカウルスのファンシーグッズを作る活動を続けています。
骨がファンシーで好きという説明をする為に、「説明ペーパー」という紙を、商品を購入して下さった方に配布しています。欲しい方は商品を買って頂くか、説明ペーパーまとめという冊子も作ったので、そちらに入っています。説明ペーパーまとめは縮小されているので、目の悪い方にはちょっとしんどいかもしれません。あくまで商品の為のものなので、冊子はついでのものです。